社会人戦記に突入

就活の悩みに悩んでいた昨年だが、
結局、とあるIT系に就職することに決めた。ここに決めるまでにはさまざまな紆余曲折があった。

内定の決まっていた会社を断ったことで、徹底的にやりたいことを探そう!
と一時期は意気込んでいたのだ。しかし、現実はそう簡単ではなかった。
実際探し出すと自分のやりたいこととは何か?という自分探しのような思考に渦に陥り
どんどんと深みにハマって行ったのだった。就職先を探しては自分自身に疑心暗鬼になり、
「この内容は本当の好きなのことなのか?いや働き出したら、違う部署に飛ばされてやりたいことではなくなるのでは無いのか?」
などと考えて結論がでず、ぐるぐる思考するようになってしまった。

悩みすぎてわけがわからなくなっていた頃に、今の会社の面接をした。その際に社長から
「会社でやりたいこと、学べることを学んで自分を成長させて行ってほしい。」と言われた。
その言葉を聞いて、改めてやりたいことって何だろう?となり、結局のところわからなかった。
何だそれ!
っと自分でも突っ込んでしまうが、どうも自分の中で就職できたらゴールのような気分になっていたことに気づく。
そして、二十数年の人生でやりたいことわかってる方が少ないんじゃないかと思いになったのだ。

そこで、好きではないことを洗い出してみた。
「通勤時間が長いのは嫌、繰り返しの単純作業は苦手、一人で黙々とデータを作るなどは苦手」
やりたくないことを出したことで出てきたのは、やっていても苦ではないこと
「人との交流、人と何かを構築すること、パソコンの作業」
とりあえず、これくらい出てきたので、それを元に何でもいいから就職しようと思い至った。
まずは経験を積まないとわかるものもわからない。

今は一社に長く勤める時代ではなく、経験を積んでスキルアップをしつつ、より自分にあった会社を探してキャリアアップをしていく時代だ。
終身雇用は日本のよき制度のようなことを親たちはいうがそれは今の時代には当てはまらない。
20代そこそこで、人生を決める会社が見つかるはずもなく、自分が面白いと思えるスキルを取得しつつキャリアを積んでいくというのが今の時代の考え方なのだろう。
今の会社には腰を据えるという考えではなく、働き方、社会人としての考え方を学ぶつもりで入ることにした。
いわゆる中小企業なので、社長との距離も近いこの会社でしばらく働いてみようと思った次第だ。